記事のアーカイブ

  • 2015年11月29日 20:07

    武術の門派、流派

     門派とは宗門であり、一つの家族、ファミリーのように構成、存在するイメージである。中国武術の門派は八掛門、螳螂門、太極門、八極門、心意門等々である。門派宗門から流儀の違いによるそれぞれの系統の流れが分枝すると、流派となる。例えば太極拳の流派は陳式、呉式、楊式、孫式、武式である。要するに、川の源流(主幹)は元々一つであり、下降に降るにつれて支流(分枝)が生まれるように、門派は主幹であり、分枝は流派となる。  昔から中国武術の門派、流派の拳系図が存在している。図1は心意六合拳の拳系図である。此の点は日本の歌舞伎と似ている。歌舞伎の宗門、門派は係属、家系で継続している。勿論、宗門は系図の流れで証明さ

  • 2015年11月14日 11:19

    抱拳礼

       中国武術界ではお互いに挨拶する時、或は演武、試合する前に左掌を立て、右拳を握る動作で礼をする(図1)。この動作は“抱拳礼(ボウチェンリィ)”と言う。   抱拳礼をする時に左掌を立てる意味は、掌を拳より上にする事で礼を先に示す。掌は善を表し、相手を尊敬する意味がある。同時に右拳は中と和を求める事を表す。 拳は、単なる「武力」の意味ではない。「裁定」であり、中と和を強調する意味である。即ち、拳は調和の手段のひとつとして裁くことが含まれる。悪に対して善を勧め、邪に対して正に戻し、世の中に対して中と和を求める。   “抱拳礼”を行う時は、両手とも親指を内(体側)

  • 2015年11月14日 11:19

    抱拳礼

       中国武術界ではお互いに挨拶する時、或は演武、試合する前に左掌を立て、右拳を握る動作で礼をする(図1)。この動作は“抱拳礼(ボウチェンリィ)”と言う。   抱拳礼をする時に左掌を立てる意味は、掌を拳より上にする事で礼を先に示す。掌は善を表し、相手を尊敬する意味がある。同時に右拳は中と和を求める事を表す。 拳は、単なる「武力」の意味ではない。「裁定」であり、中と和を強調する意味である。即ち、拳は調和の手段のひとつとして裁くことが含まれる。悪に対して善を勧め、邪に対して正に戻し、世の中に対して中と和を求める。   “抱拳礼”を行う時は、両

  • 2015年10月11日 12:43

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