コ     セイスイ

顧 正瑞

 
1953年中国上海生まれ。元中国上海華東師範大学武術準教授。
幼年より郭紹梁、皺鴻均(元上海黄浦区武術チームのコーチ)に師事し、華拳、散打、心意十大形などを伝授される。民間武術家から縄鏢、行者棒、八極拳、通背拳、蟷螂拳、枴杖などの様々な秘技を、中国安徽の徐永年(槍王)コーチから槍術、梢子棍などを学ぶ。また中国安徽省武術チーム(安徽省体工隊)で競技類の武術を鍛練、習得し、中国武漢体育学院の温敬銘、劉玉華両教授より六合大槍、翻子、八卦、太極、形意や武道の理論を学ぶ。
1974年、安徽省全運会で全能4位、拳術3位、伝統5位に入賞。
1977年安徽師範大学体育系を卒業。その後、同大学に留任し、およそ10年間武術専門科目の技術と論文の指導を担任する。
1982年から1983年にかけて北京体育学院の張文広教授、安徽大学の蒋浩泉教授と共に『中国全国大学体育教師武術研修班』に伝統武術、競技套路、散打、武術理論などの課目を主講として担当し、同時に大学内部用の武術教科書を制作した。
1987年、中国上海華東師範大学に転勤。
中国教科書の「大学体育」武術部分の編者であり、中国に於いて武術論文を約五十篇発表し、「玄女剣」、「散打実戦技法、要略」、「世界最強搏撃術」などの本を出版している。国家一級武術審判(1978年)。元中国《武林》雑誌の特別記者である。中国の武術功夫『武術精英』の映画の編集なども手掛けており、映画界でも活躍した。
日本の雑誌「武術」に“心意六合拳”に関する記事を数篇発表。
 
「武道家は必ず道を精進し、道を精進する者は必ず医を精進する。武道家は拳理を知るべし、道理も知るべし、更に医理を知るべきである。拳理、道理、医理の三つを相合し、貫通してこそ本当の武道家である」の理念にて、1990年、中国伝統療法(推拿)認定後、1991年、リハビリテーション技術の習得の為に来日。その後、病院に20年間勤務。病院勤務と並行し、「武医道手技療法」の研究、整理、形成に尽力する。
 
現在、静岡県御殿場市にて武術の研究、執筆、教授を行うと共に「顧式武医道手技療法」を開設している。
 

 

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