頭部姿勢を是正しょう

2017年2月13
                                                                 はじめに 

    武術運動は頭部姿勢に対し、各流派がとても重要視していて、武術動作を構成する重要な一つ人体部位からである。然し微妙な誤りがあると技術的にかなり全体に影響する。ここで頭部姿勢の事を探究してみよう。

一、頭部姿勢の規格、要領

1、規格: 

    頭部姿勢は面部、頸部、顎、目、精神などを分けられている。各規格は次のように要求している。 

    面部は端正に、頸部は正直にし、下顎を内側にややひき、目は前方を平視する。精神を集中し、呼吸は自然する(図1.)。

2、要領: 

    頭部は自然に持ち上げ、頸部を緊張させなく自然に伸ばし頭を上に真っ直ぐ支えあげ、下顎を僅かに引き込む。表情は極力自然にして心、技、体が集中できるように注意する。 

   太極拳実技は頭部に対し「虚領頂勁」を要求している。簡単に言えば、上に書いた要領の意味と殆ど同じである。運動の過程には特別な動作を別として、一般的に動作の規格、要領は終始、保たなければならない。然し"談何容易,做何難"。即ち、喋りは簡単だが、行動が難しいと言うことである。

二、誤りやすい頭部姿勢   

   運動する時には、誤りやすい頭部姿勢は幾つかある。ここで重点的に事例の斜眼瞄拳(シェイェミョチェン)、斜頸(シェジン)、昴顎(アンウエ)、眼視地面(イェスティメン)を話してみる。

1、斜眼瞄拳 

     頭部は自然に真っ直ぐするはずですが、頭部を斜めになり、眼が直視できなく、覗く状態となる(図2.3)。

2、斜頸 

     頸部は正直するはずですが、頸部を斜めとなり全体像は「いつ倒れるかおかしくない」と感じている(図4.5)。

3、昴顎 

     下顎はやや内側に引くべきですが、下顎を挙げた姿勢となる(図6.7)。

4、眼視地面  

     目は前方を平視するべきですが、目は地面を見ている(図8.9)。

三、欠点の波紋 

    原則として元々、武術動作は闘うために構成したものである。動作の欠点は発生したら直接に運動レベルまで影響する。以上の欠点にて具体的に次の結果に及ぼす可能性がある。

1、実戦する時、"斜眼瞄拳"すると、程度によって相手の動くは三分の二とか、見る限りである。対戦する相手の全体像を視野に入れないから、よく戦うことができないでしょう。

2、対峙する際、"斜頸"すると、「正気が不足で負けそう」であり、対戦する動作の自体が上手に行けない。

3、下顎を挙げたら“昴顎"となり、自分の喉部を露出するので喉は急所ですから相手に攻撃されたらとても危険で、災厄の場合は死に至るからである。

4、闘う際、相手は目の前にいるから正面の相手を見るはずのに、地面を見る、“眼視地面”となり、そうすると、相手はどのように動いているか、よく監察するも出来なく、勿論、瞬時に対応することも出来なくなり、どのように結果を待っているか、想像もできるでしょう。

四、精、気、神  

    武術を精進する時には心、身体、技術を一体にする。特に顔は"精、気、神"の窓口であり、精神を集中し、呼吸は自然し、全身全霊で武道の"境"を入り、鍛えなければならない。ここで強調したいのは、武術太極拳はあくまで運動場、競技場の種目であり、劇場ではない。無神経のようなニコニコしながら練習するのは有り得ない。此の点が是非よく認識してもらいたい。戦う時に、ニコニコの"境"が存在してないからである。 

    他

1、頭部動作の規格、要領に対し、特に初心者に対して頭部の正しい動作を身に付けなければならない。何故ならば、"学拳容易,改拳難"の中国武術の諺がある。事実上、癖が附いたら一生も治れない。即ち、変な癖が附いたら幾ら一生懸命に訓練してもいい成績が挙げることが出来ないからである。 

 2、武術の各流派は頭部姿勢に対し、規格、要領の用語がそれぞれですが、よく分析してみたら結論としてほとんど同じ意味だと、私が認識している。

© 2015 All rights reserved.| は無断で加工・転送する事を禁じます。

無料でホームページを作成しようWebnode